こんちわっす!
朝晩は少し涼しくなって秋が近づいていますね🍁
季節の変わり目は不調が起きやすい季節です。
特に寒暖さなどで「腰痛」が出やすい時期でもあります。
「腰痛」と聞くと皆さんは何をイメージしますか?

やっぱり【椎間板ヘルニア】かな?
腰が酷く痛む
足が痺れて思う様に歩けない
日常生活がままならない
椎間板ヘルニアの症状は様々です。
ただ、詳しい椎間板ヘルニアの定義や症状を理解している人は少ない様に思います。
そこで今回は!
【椎間板ヘルニアにまつわる3つの誤解】
について解説していきます!
主な誤解ポイントは3つです💡
・無症状の場合もある
・原因は椎間板にあるとは限らない
・手術をしないと治らない
腰痛で悩んでいる方には是非読んで頂きたい内容となっております!
ではどうぞ♪

📒こんな人にオススメ
- 慢性的な腰痛に悩んでいる人
- 足の痺れや痛みで悩んでいる人
- 腰痛で日常生活がままならない人
- 椎間板ヘルニアの原因について知りたい人
無症状の場合もある
1つ目の誤解が「無症状の場合もある」という点。

「ヘルニア」=「痛みや痺れが必ずある」
では無いという事です。

そもそも “ヘルニアの定義” って何なの??
以下の様になります👇
体内の臓器や組織が、本来あるべき場所から「脱出」した状態
椎間板ヘルニアに置き換えて考えると
「椎間板が本来ある場所から飛び出す」
という事になります。

イメージ図はこんな感じです☝
椎間板が後方に飛び出し、神経を圧迫しているのが分かります。
このイラストでは神経を圧迫していますが
もし、椎間板が飛び出すだけで神経を圧迫していなかったら?
そう。
痛みや痺れなどの症状は出ない
という事になりますよね☺

えっ?症状が出ない場合もあるの!?

この事を ”無症候性ヘルニア” とも言うんや!
下記のグラフは腰痛の自覚が無い人(約50人)に対してMRI検査を行った結果を表しています。
つちこカイロプラクティック
何と!
7~8割の人に何らかの椎間板の問題が発見されたのです!!

嘘!?痛くないのに??
これは衝撃の数字ですよね😲

腰痛予備軍とも言えるな。
将来的に症状が出る可能性もあるで。
気をつけよな!
と言いつつ、実は僕自身もそうなんですけどね(笑)
数年程前だったと思います。
腰痛とはまた別件でMRIを撮る機会があり、その時の主治医の先生に
「あ~。ちょっとヘルニアの気があるねぇ~。腰は痛くない?」
と言われた事がありますm(__)m
腰痛とは無縁の人生だったので、けっこう面食らった記憶があります💦
僕自身の話はさておき
椎間板ヘルニアになっても無症状の人もいる
という事実はしっかりと把握しておきましょうね!
原因は椎間板にあるとは限らない
2つ目の誤解が「原因は椎間板にあるとは限らない」という事。

実際にヘルニアになっているのは椎間板ですが
何故、椎間板に負担がかかる状態になっているのか?
ここを理解する事が重要です。
ヘルニアで腰が痛いんです・・
病院でヘルニアって言われました。。
整骨院時代、こんな患者さんを多く治療してきました。
でもいざ治療をしてみると、椎間板自体に問題があるのでは無く
他の部位に問題がある
事が殆どでした。
- 脊柱が硬い
- 股関節が硬い
- 筋柔軟性の欠如
- 筋力不足
要因としては上記の様なケースが多かったです。

椎間板以外に原因があるケースが殆どなんや!
特に痛みのある部位の上下の関節が硬い事が多いですね。
例を挙げると
上部関節:胸椎
下部関節:股関節
上部関節:股関節
下部関節:足関節
と言った感じでしょうか。

痛みの原因が他の部位にあるなんて思いもよらなかったなぁ。。
人体の構造上、何らかの動作を行う時は複数の関節が連動して動きます。
少々専門的な話にはなりますが
単関節運動では無く多関節運動
この考えがとても重要になってきます。

複数の関節が連動して動く事でお互いの機能を補い合っているんや!
これに加えて
“どこかに歪みが出れば代償する部位が出てくる”
この事をしっかりと認識しておく様にしましょう☺

痛みのある場所だけに原因がある訳じゃないんだ。他の部位をケアをする事も重要なんだね♪
手術をしないと治らない
最後の誤解は「手術をしないと治らない」です。
これはかなり多くの人が誤解しているんじゃ無いでしょうか?
飛び出した椎間板は除去しないと治らない
と思っている人が多いという事です。

手術以外に治す方法があるの??
これがあるんですねぇ~。
その方法が
【貪食作用】
です!

貪食作用!?
一般の方には聞き慣れない言葉かも知れません。
体内の細胞が不必要なものを取り込み、消化・分解する作用
要約すると
体内に細菌やウイルスなどの異物が侵入した際にやっつけてくれる
と言った感じですかね☺
人間の体にはもともと防衛機能が備わっています。
この防衛機能を利用する訳ですね!

風邪を引いた時なんかがそうやな!
そして、この役割を担ってくれる主役が
【白血球】

です☝
椎間板に話を戻しましょう。
椎間板も正常な位置に収まっていれば問題無いのですが
ヘルニアを発症して椎間板が脱出すると、体が椎間板を異物だと認識します。
その結果
椎間板が白血球に貪食されヘルニアが消失
という現象が起きるんですね。
一連の流れをまとめます。
椎間板が元の位置から脱出する
👇
体が椎間板を異物だと認識する
👇
白血球により椎間板が貪食される
👇
ヘルニアが消失する
ヘルニアが消失してしまえば手術の必要は無いですからね。
これが「手術をしないと治らない」と言う誤解を招く原因になります。

体の中でこんな事が起きてるなんて想像もしなかったな・・・
ただ、ヘルニアが消失したからと言って手放しで喜んではいけません。
椎間板の一部が消失しているので、体に不具合も出やすくなります。
- 衝撃吸収
- 脊柱の動きをサポート
- 脊柱の支持
- 神経の保護
上記の様に椎間板には様々な役割があります。
一部が消失するという事は、これらの機能性も同時に失われてしまうのと同義ですm(__)m
その結果
二次的な腰痛や圧迫骨折などを引き起こしやすくなってしまう
という状態に陥ってしまうのです😨

治れば全て解決と言う訳にはいかないんだね・・・

普段からヘルニアにならないように予防をしておく事が重要なんや!
圧迫骨折については前回お話しています👇
今回は【椎間板ヘルニアにまつわる3つの誤解】について解説しました!
「椎間板ヘルニア」=「腰痛と結び付けてしまう」
という人は少なくないと思います。
もちろん、中には本当にヘルニアの症状が出る人も居ます。
ただ、症状が出ていても出ていなくても
“正しい理解や知識を身に付けておく”
これがいざという時に焦らず冷静に対処できるポイントになります💡
自分で解決できない時は専門家に頼るのも良いですよ!(^^)!
また個人的な忖度が入ってしまいました(笑)
今日はここまで!
ではまた♪