「冷え性」の原因はふくらはぎ?【第2の心臓】と呼ばれる理由を解説

足の冷え性のイメージ

こんちわっす!

日に日に寒さが厳しくなってくる今日この頃。

冷え性で悩んでいる人も少なくないと思います。

足が冷えて寝れない

足先が冷たい

足先が痺れる

冷え性と言っても様々なタイプがありますが、一番多いのはやはり手足などの指先の冷えでは無いでしょうか。

柔整師の卵
柔整師の卵

私も経験があるなぁ。

足の冷えが一番辛いんだよね・・・

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

一般的に言う【末端冷え性】ってやつやな。

冷え症の原因として特に大きいのが

【ふくらはぎ】

の影響です。

ふくらはぎは解剖学的に重要な役割を担っており

【第2の心臓】

と呼ばれます。

柔整師の卵
柔整師の卵

ふくらはぎ?

第2の心臓??

今回はそんな「ふくらはぎ」「冷え性」の関係性についてのお話です!

解説するポイントは下記の通りです☟

・第2の心臓と呼ばれる理由

・ふくらはぎと冷え性の関係性

・冷え性を防ぐには

「足の冷え」に絞った内容にはなりますが、興味のある方は是非お付き合い下さい!(^^)!

柔整ゴリラ
柔整ゴリラ

📒こんな人にオススメ

  • 足の冷えに悩んでいる人
  • 冷え性の予防法を知りたい人
  • 冷え性の原因を知りたい人

第2の心臓と呼ばれる理由

最初にふくらはぎが「第2の心臓と呼ばれる理由」についてお話していきます。

ふくらはぎのトレーニングをする女性

その理由は “心臓とふくらはぎの働きが似ている” 事に他なりません。

柔整師の卵
柔整師の卵

どんな働きがあるの?

共通点として

血液を全身に循環させる

働きがあります。

それぞれの働きは以下の通りです👇

心臓の働き

脳や下半身に血液を送り出す

ふくらはぎの働き

心臓から送られてきた血液を心臓に返す

お互いが補い合って血液を全身に巡らせています。

上半身の血液・・・心臓

下半身の血液・・・ふくらはぎ

といった感じで役割分担が確立されているイメージですかね😊

柔整師の卵
柔整師の卵

なるほど。

分けて考えると理解しやすいね!

見た目が全然違うので、意外な共通点かも知れませんね!

ふくらはぎと冷え性の関係性

では本題の「ふくらはぎと冷え症の関係性」についてです。

解剖学的な観点から深掘りしていきます!

①筋ポンプ作用の低下

冷え症を引き起こしてしまう原因としてふくらはぎの「筋ポンプ作用の低下」が挙げられます。

ふくらはぎには心臓からの血液を送り返す働きがあると前述しました。

柔整師の卵
柔整師の卵

どういうメカニズムなの??

日常生活を送る上で、筋肉は絶えず収縮と伸張を繰り返しています。

この筋肉の収縮と伸張の力(勢い)を利用して血液を心臓に送り返すんですね。

この作用を「筋ポンプ作用」と言います。

イラストはこちら👇

筋ポンプ作用のイラスト

冷え性の人はこの筋ポンプ作用が低下している事が多いんです😨

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

要するに “ふくらはぎの力が弱い” と言う事や!

更に、血液を心臓に送り返す時のベクトルは下から上方向になります。

この場合、「重力」の影響も考慮しなければなりません。

重力に逆らって心臓に血液を送り返さないといけないと言う事になります。

従って、心臓よりもふくらはぎの方が血液を送る際に強力な力が必要になるんですね。。

まとめると

ふくらはぎの筋力低下

👇

筋ポンプ作用の低下

👇

血液が返りにくくなり血流不全を起こす

👇

冷え性の発症

という状態に陥ってしまいます💦

柔整師の卵
柔整師の卵

そういう事だったんだ!

ふくらはぎにそんな重要な役割があったなんて知らなかったよ。。


余談ですが

「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」

という書籍が出版されています😲

それだけふくらはぎには重要な役割があるという証拠ですね!

あまり医学的な用語を使わずに書かれていて、とても分かりやすいです!(^^)!

一般の方でも読みやすいと思いますよ♪

②静脈弁不全

ふくらはぎには「静脈弁」と呼ばれる組織が存在します。

静脈弁とは?

静脈内に存在し、血液の逆流を防ぐ弁

血液が足から心臓に返る際に逆流を防ぐ役割があります。

この静脈弁が何らかの原因で機能しなくなると血液が逆流し、足がうっ血してしまいます。

結果的にこれが冷え性を引き起こしてしまうという訳です。

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

血液の逆流を防いでくれる “ダム” の様な存在やな!

イメージ図です👇

静脈弁の働きのイラスト

こんな感じで血液の逆流を防いでくれます。

柔整師の卵
柔整師の卵

重要な役割を果たしているんだね!

重症化すると下肢静脈瘤に

更に、この静脈弁が機能不全を起こすと

【下肢静脈瘤】

という重篤な疾患を患ってしまう事もあります😨

足のうっ血状態が重症化する事によって起こります。

見た目はこんな感じです👇 ※閲覧注意

下肢静脈瘤

血管の色が黒っぽくなり、表面が凸凹したような見た目になります。

柔整師の卵
柔整師の卵

中高年の女の人に多いイメージがあるね。。

こうなってしまうと冷え性に加え

  • だるさや重さ
  • 疲れやすさ
  • むくみ
  • 痺れ
  • こむら返り

などの様々な症状を合併しやすくなります。

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

更に重症化すると皮膚炎や潰瘍出血を引き起こす事もあるで。

最悪の場合、手術が必要になるケースもあるんや。。

こうなる前に何らかの対策が必要です。

その方法を事項でお話していきたいと思います💡

冷え性を防ぐには

冷え性を防ぐにはいくつかの方法があります。

以下の3つの予防法をご紹介します😊

①筋トレ

②保温

③食生活の見直し

誰でも簡単にできると思いますので、良かったら試してみて下さい♪

①筋トレ

1つ目の予防法は「筋トレ」です。

王道中の王道ですね!

ふくらはぎなどを中心に下半身を鍛えて

【筋ポンプ作用を高める】

といった狙いがあります。

鍛えるべき部位
  • ふくらはぎ
  • 足趾(足の指先)
  • 大腿前面と後面
  • 内もも

全身の筋肉と血液の70%は下半身に集まっていると言われています。

柔整師の卵
柔整師の卵

70%は凄い!

それだけ重要な役割があるって事なんだね♪

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

下半身は上半身に比べて大きい筋肉が多いんや。冷え性はもちろん、鍛える事で色んなメリットがあるで!

従って、足の筋肉をまんべんなく鍛える事で全身の血液循環の改善が期待できるんですね。

シンプルですが一番効果的な方法だと思います💪

鍛える部位、筋トレ方法は様々ありますが

今回はふくらはぎをクローズアップしているので、その筋トレ方法について紹介していきたいと思います😊

中でも一番代表的なトレーニング方法が

【カーフレイズ】です👇

カーフレイズ(立位)

要は【踵上げ】ですね!

ダイレクトにふくらはぎに効くので効果抜群です!!

動画でも詳しく👇

動画で見ると一目瞭然ですね!

カーフレイズには血流を改善する以外にも

足首や足趾周辺の筋強化

バランス感覚の向上

などの効果も期待できます!(^^)!

自分の体重を利用したトレーニングなので、体への負担も少なく怪我のリスクが低いのもメリットですね♪

特別な器機を用意する必要もなく、どこでも気軽にトレーニング出来るのも良いですよね👌

柔整師の卵
柔整師の卵

これなら私にも出来そう!

女性でも抵抗なくトレーニングが出来そうだね♪

座ったままでも出来ます👇

カーフレイズ(座位)

「立っているのが難しい」「転倒の危険性がある」

という人向けですね。

高齢者の方などにオススメです!

僕自身も仕事で積極的に取り入れています😁

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

老若男女問わず簡単にできる所もメリットやな♪

筋トレ繫がりで良ければこちらもどうぞ(笑)

②保温

2つ目は「保温」です。

冷えないように温める

はい、そのまんまです(笑)

柔整師の卵
柔整師の卵

具体的にはどこを温めたらいいの??

答えは・・・

大血管を温めよう!!

です。

柔整師の卵
柔整師の卵

大血管!?

人間の体内には様々な血管や神経が張り巡らされています。

その中でも大きな血管(動脈)を温めると血流が改善され、冷え性の予防に繋がると言われています。

温めるべき大血管
  • 足背動脈
  • 膝窩動脈
  • 大腿動脈
  • 頸動脈
  • 腋窩動脈
  • 橈骨動脈

言い換えると

  • 足首
  • 膝の裏
  • 内もも
  • 手首

になります💡

足の冷え性で限った話で言えば、特に “足背動脈(足首)” を温めるのが効果的です👇

足背動脈のイラスト

温める方法は何でも構いません。

入浴、レッグウォーマー、靴下、暖房器具

などなど。

「温める」「冷やさない」

この考え方がとても重要です!(^^)!

柔整師の卵
柔整師の卵

なるほど。

“足首を温めた方が良い” とはよく聞くけど、こういう理由があったんだね!

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

首や手首なんかも一緒に温めると更に血流が良くなるんや。

全身がポカポカしてくるで♪

足元からジワジワ温まってくる感覚が得られると思いますよ♪

③食生活の見直し

3つ目が「食生活の見直し」になります。

体を温める食品

先程の「保温」は外から体を温める方法でした。

これに対し「食生活の見直し」体の内側から温める方法です。

体を温めてくれる食材は以下の通りです👇

体を温めてくれる食材
  • 生姜、にんにく、ねぎ、ニラ
  • にんじん、ごぼう、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも
  • 納豆、みそ、チーズ
  • りんご、みかん、桃、柿
  • ココア、ほうじ茶、紅茶

かなり沢山の食材が並びました。

これらは「陽性」の食品と呼ばれ、体を温める成分を多く含みます。 ※陰性食品は体を冷やします

柔整師の卵
柔整師の卵

陽性の食品!?

食べ物にそんな分類があったんだ・・・

根菜類・香味野菜・発酵食品が多い印象です💡

更に、冬野菜も多いですね!

冬野菜は寒い季節を乗り越える為に、体を温める成分が豊富なんですね。

理にかなってますよね♪

さて、これらの食品を積極的に取りたい訳ですが、これだけの種類を取るのは中々大変です💦

そこで一番オススメの食べ方は

【味噌汁】

ですね!

柔整師の卵
柔整師の卵

味噌汁?意外だなぁ。

何故、味噌汁をオススメするかと言うと多くの食材を一気に取れるからです。

味噌汁の具って色々な組み合わせがありますよね?

絶対にこれでないといけないと言う決まりもありません。

【自分の好きな食材を好きな量だけ入れれる】

これが個人的にオススメする理由です☺

柔整師の卵
柔整師の卵

確かに自由にアレンジができるよね♪

良い方法かも!

もちろん、味噌汁で無くてもスープ系であれば問題ありません🙆

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

生姜やにんにくは薬味として入れてもオッケーや。

少量でも効果は高いで!!

僕は生姜はよく入れますが、食べ終わった後は体の芯からポカポカしてくる感覚がありますね!

風味も変わってとても美味しいので良かったら試してみて下さい!(^^)!

今回は「ふくらはぎと冷え性の関係性」についてお話してきました。

ふくらはぎを鍛えたり温めれば100%冷え性が改善される訳ではありません。

他にも原因はあるかも知れないからです。

ただ、何もしないよりは確実に体にとってプラスになる事が多いと思います💡

あくまでも冷え性の可能性の一つとして捉えて貰えれば幸いです。

今日はここまで!

ではまた♪

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