もう迷わない!「整骨院選びで知っておきたい3つのポイント」

夕暮れの整骨院と桜

こんちわっす!

暖かくなってきましたね🌸

季節の変わり目は体の不調を起こしやすい季節です。

寒暖差や気圧の変化により

「ギックリ腰で動けない」

「寝違えて首が回らない」

などなど。

経験した事がある人も居るかと思います。

そんな時に頼りになる存在が「整骨院」です。

ただ、整骨院は街中の至る所に存在しており

柔整師の卵
柔整師の卵

数が多すぎて迷っちゃうし、選ぶ基準が分からないんだよなぁ・・・

と思う方も多いはずです。

そんな方の為に!

本日は

【整骨院選びで知っておきたい3つのポイント】

についてお話していきます☺

僕自身も十数年ほど整骨院で働いていた経歴があります。

良い整骨院の条件をまとめてみました!

良い整骨院の条件

・保険治療の適応範囲を示してくれる

・必要な資格を保有している

・インフォームドコンセントを重要視している

あくまでも自身の独断と偏見に基づいた考えなのでご了承下さいね👆

順に説明していきます。

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

📒この記事を読んで分かる事

  • 整骨院選びのポイント
  • 保険治療と自費治療の違い
  • インフォームドコンセントの概要

保険治療の適応範囲を示してくれる

まずは整骨院で治療を受けるに当たっての基礎知識です。

基本的な部分になるのでしっかりと理解しましょう!

整骨院で勤務する「柔道整復師」「怪我を治療する専門家」です。

養成学校で必要なカリキュラムを履修し、国家試験に合格した国家資格保有者になります。

柔道整復師の詳細はこちら👇

民間の整体院などとは違い、国が認めた資格を持っているので安心して治療が受けられます♪

保険治療の適応範囲

整骨院の受付風景

整骨院では様々な治療が受けられますが、大きく分けて2種類の形態が存在します。

①保険治療

②自費治療

自身の症状が保険治療の適応範囲なのか、保険適応外になるのか、症状によって治療形態が変わってきます。

保険治療が適応されるケース
  • 骨折
  • 脱臼
  • 捻挫
  • 挫傷
  • 打撲
保険治療が適応されないケース
  • 慢性疾患
  • 第三者行為による怪我(※交通事故や喧嘩など)

保険治療の適応になる症状は基本的に

「急性・亜急性」

に限られます。

つまり慢性疾患は保険治療の適応にならないという事です。

具体例はこんな感じです💡

保険治療が適応になる症例
  • 外傷骨折や疲労骨折
  • 肘や肩の脱臼
  • 足首の捻挫
  • 肉離れ
  • 打ち身
  • ぎっくり腰
  • 寝違え
保険治療が適応にならない症例
  • 腰痛
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 神経痛
  • 五十型
  • 骨盤矯正
  • 成長痛

この違いを理解している人は少ないと思います😲

素人判断では難しい部分ではあるので仕方無いですが・・・

その他にも第三者行為による怪我の場合も保険治療が適応になりません。

第三者行為による怪我の治療

交通事故や喧嘩などの第三者行為による怪我のケースも保険適応外となります。

交通事故の場合は加害者の損害保険を使って治療する事が一般的です。

喧嘩による怪我については稀なケースとも言えますが、こちらも加害者が治療費を負担する場合が一般的です。加害者に支払い能力が無いと認められた場合のみ、自身の健康保険を使って治療する事ができます(届出が必要)。

近年はこの保険の適応範囲を説明せず、治療を行う整骨院が増加傾向にあり問題視されています。

慢性疾患を急性疾患と偽り、不正請求を行う整骨院も少数ですが存在します。

不正請求が発覚した場合、整骨院側には当然の事ながら罰則がありますが、患者側にも治療を受けた経緯などの聞き取りを行う事もあります。

自身の身を守る為にも、しっかり理解した上で整骨院選びをしましょう!

自費治療の導入

最近では自費治療に力を入れる整骨院も増えています。

というか、殆どの整骨院が何かしらの形で自費治療を取り入れています。

何故、自費治療を取り入れるのか?

背景として

【不正請求問題】

【療養費の大幅な削減】

が関係しています。

前項でも説明した通り、整骨院の不正請求問題が後を絶ちません。

統計では2008年からの10年間で171件の不正請求が発覚しています。

発覚しているだけでもこの件数ですから、公になっていない部分を合わせれば・・・

この非常事態に対して国も危機感を抱き、2011年頃から大幅な療養費の削減に踏み切りました。

結果、保険収入だけでは経営が厳しくなり、自費治療を積極的に取り入れる整骨院が増えたという訳です💡

不正請求の詳細を知りたい方はこちらをクリック👇

では自費治療にはどんなメリットがあるのか?

デメリットも合わせて見ていきましょう!

自費治療のメリット
  • 治療オプションが豊富
  • 施術者を指名できる
  • 待ち時間が無い
自費治療のデメリット
  • 料金が高い
  • 施術時間が長くなりやすい

相対的に見てメリットの方が強い印象ですね。

自身の症状を考慮して、保険治療が適しているのか自費治療が適しているのか判断したい所ですね!

自費治療についてはこちらの記事でも語っています👇

必要な資格を保有している

整骨院で働くには柔道整復師の国家資格が必要です。

当然ですよね。

ですが一昔前は

無資格者が働いていた時代がありました。

不正請求とともに大きな問題になっていました。

特に多いのが、養成学校に通っている学生を施術者として働かせているケース。

管理者からすると学生は人件費が少なくて済みますし、学生本人も将来の為に経験を積みたいものです。

双方のニーズがマッチする事からこの様な事態に陥ってしまった訳です。

学生の管理を出来ていない方が悪いとは思いますが😨

更に酷いケースとなると

無資格の学生を院長に据える

といった事例などもありました。

これはグループ展開する整骨院に多い傾向がありましたね。

僕が整骨院業界に入った当時はこれがまかり通っている時代でしたm(__)m

今思うと本当にあり得ない話です。

学生だからといって必ずしも技術が無い訳ではありませんが、法律的にはアウトです👊

現在はもちろんそんな事はありませんのでご心配なく。

有資格者と無資格者の判断基準

整骨院の壁に掲げられた国家資格免許証

では、どこを見て有資格者か無資格者かを判断すればいいのか?

一番手っ取り早く確認する方法はこちら💡

【国家資格の掲示】

2013年5月より、院内のわかりやすい場所に柔道整復師名を掲示することが義務付けられています。
施術管理者だけでなく、勤務する柔道整復師も必要です(様式に決まりはありません。柔道整復師免許証の掲示などでも可能です)。

引用元:全国柔整鍼灸協同組合 https://www.zenjukyo.gr.jp/putup-poster/

受付や待合室などにスタッフ一人一人の保有国家資格を掲示している場合が多いです(鍼灸師も含む)。

その他にも、ホームページや口コミなどでの確認する事も可能ですが

ホームページでは事実を偽る事も可能ですし、口コミでは信憑性がありません。

やはり一番信頼性があるのは、整骨院で掲示されている免許証を自分の目で確認する事でしょうね。

この掲示義務については国家試験の出題範囲になっているので、学生の方はしっかりと理解しておきましょう!

柔道整復師を目指している方は参考程度にどうぞ👇

学生以外の方はすいません😂

インフォームドコンセントを重要視している

ここまでは保険治療の適応範囲や施術者に必要な国家資格など、法律的な部分に触れてきました。

どの整骨院もこの基準は一緒です。

ここからは各整骨院が掲げる治療方針や経営コンセプトなどについて解説していきます。

インフォームドコンセントの重要性

問診風景

まず治療を受ける上で超重要なのが

「インフォームドコンセント」

です。

初めて聞く人も居るかと思います。

インフォームドコンセントの定義

患者が病気や治療について十分な説明を受け、理解した上で同意すること

簡単に定義を説明すると上記の様になります☝

医療行為や治療行為をする際、書面や口頭で契約を交わす事を指します。

病院で手術を受ける時は同意書に署名しますよね?

あのイメージですね。

整骨院では口頭での説明が多いですが、初診の問診時などに詳しい症状の説明や治療方針を聞いておく事が重要です。

インフォームドコンセントを受けるメリット
  • 自身の状態の確認、必要な治療法を知る事ができる
  • 治療計画を立てる事でモチベーションアップに繫がる
  • 施術者との信頼関係が構築できる
  • 治療を受ける上での安心感が得られる

施術者としては当たり前の事ですが、しっかりとしたインフォームドコンセントを行っている整骨院は意外と少ない印象があります。

体の不調で困っているのに何の説明もなく治療をされるのは不安ですよね?

治るまでにどれくらいかかるんだろう?

どれくらいの頻度で通えばいいんだろう?

治療費はいくらかかるんだろう?

きっとこんな事を思うはずです😢

患者さんの不安を取り除き、信頼関係を築く事がより良い治療結果に繋がります。

柔整師の卵
柔整師の卵

やっぱり信頼関係って大事だよね!

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

そや!すべての治療は信頼関係の上に成り立ってるんやで!

僕自身は施術側の人間でしたが、インフォームドコンセントを怠った場合に良い結果が出た試しがありません。

患者さんに信頼されてなかったんでしょうね。

治療半ばで来院されなくなったケースも幾度となく経験してきました。

逆に信頼関係が築けていた場合は、思うように治療結果が出なくても継続して来院してくれていました。

”人と人の繫がり・信頼関係”

は最重要事項ですね!

患者さん側からしても

「この人はちょっと信頼できないな・・」

「この人の言う事は信頼ができる」

治療を行う際の気持ちの持ちようで、どっちが良い結果をもたらすかは明白ですよね☺

独自の治療法やスタイルを確立している

現在、全国に整骨院は5万店舗存在していると言われています。

これだけ数が多くなると当然競争は激しくなります。

従って

独自の治療法や得意な分野に特化した整骨院

が増えています。

整骨院それぞれに特化した分野があるので一概には言えませんが

  • マッサージ
  • 鍼灸治療
  • 産後の骨盤矯正
  • 運動療法
  • トレーナー派遣業
  • アスリート特化型院

などが一例になるかと思います!

柔整師の卵
柔整師の卵

それぞれに特色があるんだ!

自分の症状に合う治療を提供してくれる整骨院を探すのがポイントだね♪

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

殆どの整骨院が専門分野の特化に力を入れとる。

それだけ治療へのニーズが多様化してるって事やな!

とは言ってもなかなか独断で判断できないのが人間です。

  • ホームページ
  • 口コミ
  • 知人からの紹介

など、選ぶポイントは色々あります。

中でも一番のおすすめは

「知人からの紹介」

です。

親しい人からの紹介は信憑性が高いですし、通院した事があるという部分では実績があります。

ホームページや口コミからの情報はあくまでも想像でしかありません。

経験者に聞くのが一番手っ取り早いと思います!

事実、僕が働いてた時も新規で来院される方の殆どが知人からの紹介でした。

通りがかりや成り行きで来院される方はかなりのレアケースでした😂

筆者から一言

順を追って整骨院選びのポイントをご紹介してきました。

判断基準は様々ですが

最終的には

「自分の目で確かめる」

事をおすすめします💡

好き勝手言っといて今更それは無いよ(笑)

という声が聞こえてきそうですが。。

☑院内の雰囲気

☑スタッフの人柄

☑治療設備

などなど。

やはり直接通院してみないと分からない事がありますから。

選ぶ際の参考にして頂けたら幸いです!(^^)!

ではまた♪

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