「何が違う?」 柔道整復師専門学校【昼間部と夜間部】

学校の敷地内を歩く男性と女性の学生

こんちわっす!

新年度が始まって早くも1ヵ月が経ちました。

少し気が早いですが、来春の進学などに向けて既に動き始めている人も居るかと思います!(^^)!

そんな方に向けて!

柔道整復師専門学校の概要についてお話していきたいと思います♪

まず前提として柔道整復師になるには養成学校に通わなければなりません。

①大学(4年制)

②専門学校(3年制)

のどちらかを選ぶ形になります。

今回は専門学校に焦点を絞っていきます。

専門学校の最大の特徴として

【昼間部・夜間部】

の二部制を採用している学校が多い事です🏫

昼間部・夜間部のどちらかだけの学校もありますが、殆どの学校が二部制です。

「昼間部・夜間部の違い」

をテーマとして解説していきたいと思います☺

結論から先に言ってしまうと

”生活スタイルの違い”

これが決定的に違う部分になります。

柔整師の卵
柔整師の卵

生活スタイル?

どういう事?

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

ふふふ。気になるやろ?

じゃあ詳しく見ていくで!

柔整ゴリラ
柔整ゴリラ

📒この記事を読んで分かる事

  • 昼間部と夜間部の違い
  • 1日のタイムスケジュール
  • それぞれの特色・メリット・デメリット
  • 昼間部と夜間部に向いている人の特徴

昼間部と夜間部の違い

始めに双方の違いについて触れておきます。

昼間部と夜間部という名前から想像がつく方も居ると思いますが

授業の時間帯

が異なります。

昼間部と夜間部の授業時間

昼間部・・・13:00 ~ 16:00

夜間部・・・18:00 ~ 21:00

※90分の授業を2コマ受けます。

時間帯は学校によって異なります

授業内容やカリキュラムは基本的には一緒です。

授業を受ける時間帯だけ違う形になります。

どちらを選択するかで、学校に通っている時間以外の過ごし方や働き方が変わってくるんですよね。

そういった意味から

”生活スタイルの違い”

という表現に落ち着く訳です。

柔整師の卵
柔整師の卵

なるほど!

そういう事だったんだね!

柔整ゴリラJr.
柔整ゴリラJr.

学校に通う時間帯が違えば、私生活の過ごした方や働き方もおのずと変わってくるんや!

では、昼間部と夜間部についてそれぞれの特色を紹介していきます!

昼間部の特色

解剖学の授業風景

昼間部の授業は 13:00~16:00 までです。

年代は比較的若く、高校新卒者が多い傾向にあります。

大学や全日制の専門学校などのイメージに近いですかね💡

もちろん働きながら通っている社会人の方も居ますが。

若い世代が多いのが特徴的ですね!

昼間部のタイムスケジュール

昼間部の学生の1日のモデルケースを紹介します。

整骨院で働きながら専門学校に通っている設定にします。

診療時間

 午前診療 8:30 ~ 12:30

 午後診療 15:30 ~ 19:30

整骨院の診療時間は上記の通りです!

診療時間と学校の時間を照らし合わせながらどうぞ♪

昼間部に通う学生の1日
  • 8:30
    午前の診療開始

    1日の始まりは整骨院での仕事から。

  • 12:00
    午前の診療終了~学校に移動

    整骨院の午前診療は12:30まで。学校に行く為に中抜けする。

    移動中に昼食を済ませたり体を休める。束の間の休息。

  • 13:00
    授業開始

    90分×2コマの授業を受ける。眠気との戦い。

  • 16:00
    授業終了~職場に移動

    授業を終えると職場にとんぼ帰り。

  • 17:00
    午後の診療開始

    疲れた体に鞭をうって仕事。

    午後の診療は15:30から既に始まっている。

  • 19:30
    午後の診療終了

    長かった1日が終了。

    安堵と疲労感の中、帰宅の途へ。

一番の特徴的な部分は

学校に行く為に職場を一旦離れる

という所でしょう。

授業が終わればまた職場に戻ります。

職場と学校の往復、休憩時間があまり無いといった点がハードですね💦

昼間部に通うメリットとデメリット

1日の過ごし方が分かった所で昼間部のメリットとデメリットを見ていきましょう!

メリット
  • 夜間部より給料が高い
  • 土曜の夜がフリー
デメリット
  • 休憩時間が無い
  • 移動が大変
  • 授業後に職場に戻らないといけない

見比べてみると

①体力的にキツイ(デメリット)

②給料は夜間部より高い(メリット)

という事が考察できます。

それぞれの詳細についても見ていきましょう!

①体力的にキツイ

夜間部と比較して大きなポイントになってくるのがやはり休憩時間の有無でしょうか💡

整骨院は午前と午後の診療の間に2~3時間程度の昼休憩を挟む院が多いです。

昼間部の授業はこの昼休憩の時間と被るんですよね。。

更には授業が終わってからも仕事が待っています。

1日の殆どの時間を休みなく働いたり勉強する訳です。

体力的にはけっこうキツイんですよm(__)m

電車の中で座り込んで俯き加減の学生

授業が終わっても仕事が待っていると思うとメンタル的にも辛い💦

これが昼間部の最大のデメリットだと思います。

僕は夜間部でしたが

  • 職場と学校の往復
  • 休憩時間が少ない
  • 授業後に仕事が待っている

などを考慮した上で夜間部を選択しました。

仕事 → 学校 → 仕事

よりも

仕事 → 学校

の方が自分自身の性格や生活スタイルに合っていたからです。

ここら辺は個人の価値観があるので一概には言えない所ではありますが😀

②給料は夜間部より高い

体力的にキツイ反面、給料に関しては夜間部より高くなる傾向にあります。

夜間部より働いている時間が長い分、当然ながら給料は高くなります。

机の上に置かれた給与明細書

これが昼間部の最大のメリットとも言えます。

ですが、働いているとは言ってもやはり学生の身。

整骨院ではまだ診療助手や見習いと言った立場。

給料水準は高くありません。。

専門職の下積み時代は本当に辛いです・・・

少しでも多く稼ぎたいと考えるのは当然ですよね!

柔道整復師のリアルな給料事情はこちらで語っています👇

昼間部に向いている人

ここからは

「どんな人が昼間部に向いているのか?」

について解説します。

昼間部に向いている人
  • 体力に自信がある人
  • 気持ちの切り替えが上手い人
  • 給料を出来るだけ多く稼ぎたい人

思いつく所では上記の様になります👆

まずはやはり「体力がある事」が重要かと思います。

整骨院での仕事は体力勝負です。

それに加え、休み無しで職場と学校を往復できる体力も必要。

学校での勉強についてもエネルギーをかなり消費しますしね。

体力があるに越した事はないですね💪

柔整師の卵
柔整師の卵

体力には自信がある方だよ!

なかなかハードそうだけど充実した毎日が送れそう♪

「気持ちの切り替えが上手い」事も大切な要素になります。

仕事から学校、学校から仕事。

昼間部は特に気持ちの切り替えが必要な場面が多いのが特徴です。

  • 仕事で上手くいかなくても
  • 勉強でつまづく事があっても
  • プライベートで落ち込む事があっても

気持ちを切り替えて1日を過ごす必要があります。

そういった意味では

あまり考え過ぎない

細かいことは気にしない

楽観的な性格の人の方が向いているかも知れませんね♪

柔整師の卵
柔整師の卵

気持ちの切り替えは大事!

ポジティブな人にオススメだよ♪

「給料を出来るだけ多く稼ぎたい人」についての説明はさほど必要ないですかね?

シンプルに夜間部よりも働く時間が長く、多く稼げるからです💡

多いと言ってもめちゃくちゃ差がある訳ではありませんが・・

少しでも多く稼ぎたいというのは人間の性ですからね!(^^)!

柔整師の卵
柔整師の卵

給料面もだけど、経験も多く積めるし一石二鳥だね!

夜間部の特色

夜間のテーピング授業

夜間部の授業は 18:00~21:00 までです。

高校新卒者から50代まで、年齢層が幅広い事が特徴です。

特に20~30代が多く、社会人経験者が多い傾向にあります。

昼間部より高校新卒者の割合は少ないです。

ちなみに僕は夜間部でしたが、高校新卒者は同じクラスに1人しか居ませんでした😲

夜間部のタイムスケジュール

昼間部に続き、夜間部の学生の1日にも迫っていきます。

設定は昼間部と同様です。

夜間部に通う学生の1日
  • 8:30
    午前の診療開始

    1日の始まりは整骨院での仕事から。

  • 12:30
    午前の診療終了・昼休憩

    午前の診療を終えると暫くの休息。

    体を休めたり、治療の技術練習をしたり、私用に使うなど。思い思いの時間を過ごす。

  • 15:30
    午後の診療開始

    業務終了まで後少し。力を振り絞って頑張る。

  • 17:00
    午後の診療終了~学校に移動

    学校に行く為に早上がりする。

    整骨院自体は診療を続ける。

  • 18:00
    授業開始

    90分×2コマの授業を受ける。

  • 21:00
    授業終了

    長かった1日の終了。帰宅の途へ。

    クラスの友人と会食に行くことも。

夜間部の特徴は

仕事を終えてから学校に行く

という部分になります。

授業が終わっても昼間部の様に職場に戻る必要がありません。

そのまま家に帰れます。

場合によってはクラスの友人とご飯を食べに行く事も🍴

仕事の事を考えなくて良いので精神的にはかなり楽ですね♪

夜間部に通うメリットとデメリット

夜間部のメリットとデメリットも見ていきましょう!

メリット
  • 休憩時間が確保されている
  • 移動が楽
  • 授業が終わったらそのまま家に帰れる
  • 目的意識が高い学生が多い
デメリット
  • 昼間部より給料が低い
  • 昼間部より帰宅時間が遅くなる
  • 土曜の夜に学校がある

昼間部とは全く逆になりましたね。

下記の様な特徴があります👇

昼間部より帰宅時間が遅くなる(デメリット)

目的意識の高い学生が多い(メリット)

詳しく解説していきます。

①昼間部より帰宅時間が遅くなる

正直、夜間部に通っていて僕自身はデメリットらしい事はあまり感じませんでした。

給料については昼間部よりもやや劣るものの、そこまで大きく変わる訳ではありません。

「土曜の夜に学校がある」についても同様です。

整骨院の診療形態として

平日 ⇒ 午前・午後の二部制診療

土曜 ⇒ 午前のみ診療

日祝 ⇒ 休み

という店舗が多いです。

従って、夜間部は整骨院が診療していない土曜の夜に学校に行かなければならないんです。

昼間部であればこの時間帯はプライベートの時間になるんですよね☺

土曜の夜って誰でもワクワクするもんじゃないですか?

若ければ若い人ほど遊びたい盛りなので、この時間帯に学校に行くのは苦痛に感じる人もいるでしょう😨

僕自身はそこまで重要では無かったですが(笑)

土曜日自体が休みの学校も増えているので一概には言えないですけどね。

なので、デメリットをあえて挙げるとすれば「帰りが遅くなる」という事くらいですかね。

夜道の風景(公園)

夜間部の授業が終わるのは前述した通り、およそ21時頃です。

学校によっては更に遅い所もあります。

そこから自宅に帰るのは個人差はありますがだいたい21:30 ~ 22:00前後になります。

これに対して昼間部の帰宅時間は整骨院の診療が終わる19:30 ~ 20:30前後。

1時間~1時間半ほどのタイムラグがあります。

これが毎日になるとけっこうな差になってきますよ!

勉強やプライベートな時間に充てられますからね♪

夜行性の人にとっては苦では無いかも知れませんが、夜が弱い人にとっては死活問題です。

ちなみに僕は夜行性人間なので全く苦では無かったです(笑)

②目的意識の高い学生が多い

夜間部の特色の部分でも話しましたが、夜間部は学生の年齢層が幅広いという特徴があります。

他業種で働く人や、脱サラして転職した人など、社会人経験者が多い傾向にあります。

セカンドキャリアとして柔道整復師を選んだ人も多かったです!

セカンドキャリアについてはこちらを参照👆

なので

「これで食っていくんだ!」

「絶対に成功する!」

などモチベーションが高い人が多いです!(^^)!

そんな人と切磋琢磨して自分を高めていけるという点では昼間部よりも魅力的な部分になりますね!

解剖学の授業を受ける夜間学生

まさに【背水の陣】ってやつですね!

みんな目の色が違いましたし、そんな中に身を置いて学べたという事が今でも僕の財産になっています!

夜間部に向いている人

それでは

「夜間部に向ている人はどんな人?」

についても見ていきたいと思います。

夜間部に向いている人
  • 仕事と勉強を両立したい人
  • 幅広い年代と交流したい人
  • 夜型の生活に慣れている人

こんな所でしょうか💡

まずは 「仕事と勉強を両立したい人」 について。

夜間部に通う人の殆どが何かしらの仕事をしています。

家族が居る人も少なくありません。

学生とはいえ、家族を養う為にお金が必要なんです。

夜間部は昼間に働ける事もあって、家族が居る人からのニーズが高い傾向にあります。

逆に昼間部は独身者が多いイメージですね!

柔整師の卵
柔整師の卵

仕事を続けながら学校に通えるのは良いよね♪

「幅広い年代と交流したい人」 にもオススメです。

夜間部には10~50代までの幅広い年齢層の人、様々なジャンルの仕事をしている人が居ます。

それぞれの考え方や価値観を持っている人が多く、整骨院業界以外の事についても色々と学ばせてもらいましたね☺

人生論を叩き込んでもらいました✊

先輩方からすれば、当時の僕なんかはひよっこみたいなもんでしたからねm(__)m

本当に勉強させてもらいました。

交友関係も広がりましたし、個人的には夜間部で一番良かった部分だと思っています♪

柔整師の卵
柔整師の卵

【亀の甲より年の功】ってことわざがあるくらいだもんね!

先輩の意見には耳を傾けるべきだね!

最後は「夜型の生活に慣れている人」

夜間部なので当然と言えば当然ですが、これが一番重要かも知れませんね。

朝から夕方まで働いて夜まで勉強”

これが3年間続く訳ですからね。

夜の方が勉強に集中できる

多少帰りが遅くなっても問題無い

就寝時間が遅くなっても大丈夫

こういった人にはピッタリだと思います💡

ちなみに僕は完全にこのタイプです(2回目)。

柔整師の卵
柔整師の卵

夜は比較的強い方だから、自分に合っているかも!

筆者から一言

今回は昼間部と夜間部の違いについてお話してきました。

それぞれに特色やメリット・デメリットがあり、どちらが良いかというのは個人の判断になります。

自身の性格や生活スタイルを踏まえてベストなチョイスをして欲しいと思います!

僕自身が夜間部だったので、忖度している部分はご容赦下さい🙇

今回は専門学校を取り上げましたが、大学を経由して柔道整復師になるといった別のルートもあります。

専門学校と大学の比較内容はこちらから👇

近年では大学からのルートを選択する人も増えていますので、合わせて検討してみてはいかがでしょうか?

僕自身ももう一度やり直せるなら、大学もありかなぁ~と密かに思っています!

将来を左右する事なので、熟考して納得のいく選択をして欲しいですね😁

今日はここまで!

ではまた♪

タイトルとURLをコピーしました