こんちわっす!
皆さんはこんな都市伝説を聞いた事はありませんか!?
「筋トレをし過ぎると身長が伸びにくくなる」

確かによく聞くフレーズだけど本当なの??
単刀直入に言います。
真っ赤な嘘です!
むしろ、子供の成長に良い影響を与える事が科学的にも証明されています!!

えー!そうなの!?
今まで都市伝説を信じていたよ。。
おそらく情報を鵜呑みにしている人も多いのでは無いでしょうか。
今回はそんな都市伝説に惑わされない為のお話になります!(^^)!
お話する内容は【子供の成長期】についてです👇
・身長が伸びにくくなると言われる理由
・成長期の筋トレは効果的
・怪我のリスク管理が重要
間違った理解は子供の成長を妨げる原因になり得るので、この機会に是非覚えてみて下さいね♪

📒こんな人にオススメ
- 成長期のお子さんが居る人
- 子供の成長期について知りたい人
- 身長が伸びにくくて悩んでいる人
- スポーツ障害に悩んでいる人
- ジュニアスポーツ指導者
身長が伸びにくくなる言われる理由
皆さんは【子供の成長期】と聞いてまず何を思い浮かべますか?
- 身長?
- 体重?
- 筋肉量?
- 足の大きさ?
色々思いつくかと思います。
個人的には真っ先に思いつくのがやはり「身長」ですかね☺

同じ考えの方も少なく無いと思います。

周りの子とも比べたりしちゃうしね。
思春期は特に気になるよね。。
冒頭で話した通り、ここでよく言われるのが
「筋トレをすると身長が伸びにくくなる」
というフレーズです。
では何故?
こんな都市伝説が生まれてしまったのか??
2回目になりますが、これには科学的な根拠はありません。
なので、完全にイメージが先行してしまっている印象です。
“筋肉が付く事で骨の成長を抑え込んでしまう”
こんなイメージを持っている人が多いのでは無いでしょうか?

何となく分かる気がするな・・・
しかし、これは真逆で
筋肉より骨の方が成長速度が速くて強度が強い
という研究結果も出ている程です。

骨が先に伸びて、筋肉が後から追いつくという形や!
なので、筋肉が骨を抑え込んでしまうといった事はあり得ません。
一方で例外もあるにはあります。
それが【筋肉の柔軟性の低下】ですね😨
要するに “筋肉が硬い” という事です。

筋肉が硬いとどうなるの??
ここで重要なのが
「筋肉の収縮方向と骨の成長方向」です。
この2つは全く逆向きの方向なんですね。
つまり、お互いに引っ張り合う事で骨の成長を妨げる要因になり得ると言う訳です。
図で表すと下記の様になります👇
引用元:ほんだ整骨院
図は膝の成長痛を示しています。
筋肉の縮む方向と骨の伸びる方向が拮抗しあって痛みを引き起こしているのが分かります。
この様に “筋肉が硬い” と骨を引っ張りやすくなってしまうと考えられます。
これだけで身長が伸びにくくなると言い切ってしまうのは少し大袈裟ですが、筋肉が柔らかい方が成長痛の予防や骨の成長には有利に働く部分はあると言えますね!(^^)!
“筋肉が付く事で骨の成長を抑え込んでしまう”
というのは勘違いなので気を付けましょう!

先入観に囚われたらアカンで!
成長期の筋トレは効果的
ここからは成長期の筋トレの効果について解説していきます。
様々な効果が期待できますが、下記の3つが代表的かと思います👇
①成長ホルモンの分泌促進
②骨密度の強化
③運動能力の向上
それぞれ詳しく見ていきましょう!
①成長ホルモンの分泌促進
1つ目が「成長ホルモンの分泌促進」です。
名前の通り、成長期と密接な関係性にあるのがこの ”成長ホルモン” になります。
その役割は多種多様です👇
- 身長を伸ばす(骨を伸ばす)
- 筋肉を大きくする
- 臓器の発達を促す
- 生殖器の成熟を促す
特筆すべきが「身長を伸ばす」効果があるという部分です。

筋トレをし過ぎると身長が伸びにくくなると前述しましたが、むしろ逆です!
「筋トレによって成長ホルモンの分泌が促進されると身長が伸びやすくなる」
と言う驚くべき事実が判明しました😲
都市伝説を信じていた人からするとまさかの展開ですよね。。

今までずっと真逆の事を信じていたなんて・・・
ただがむしゃらに筋トレをすれば良いという訳ではありませんが、やり方次第では効率的に成長ホルモンの分泌を促進できます。
身長が伸びる
筋肉が付く
臓器が発達する
良い事尽くめですね🙌

これだけメリットがあればやらない手は無いな♪
②骨密度の強化
2つ目は「骨密度の強化」に繋がるという点。
筋トレで適度な負荷をかける事で【骨の強化】にも繫がります。

子供の頃から骨を強くしておいた方が良いの?
答えはYESです!!
子供の頃から骨を強くしておくメリットは次の通りです👇
- 怪我の予防になる
- 骨粗鬆症の予防になる
- カルシウム不足による精神的不安の緩和
真っ先に思いつくのはやはり「怪我の予防」ですかね。
子供の骨は大人と比べて未完成です。
ちょっとした負荷や外力でも骨折などの怪我をしてしまう事もあります。
怪我の程度によっては
- 変形性関節症
- 左右の脚長差や上肢長差
- 身長の伸び悩み
などの重篤な成長障害を引き起こしてしまう可能性があります。
これらを未然に防ぐ為にも、筋トレで「骨密度を強化」する事がとても重要なんですね☝
また、子供の頃に骨を強くしておくと将来的にも良い影響があります。
歳を取った時に骨が折れにくくなり、将来的な骨粗鬆症を予防できるといった点もメリットの1つと言えるでしょう☺
若い内に骨を強くし、将来の為に蓄えを作っておくといった考え方ですね💡

これを【貯骨】と呼ぶで!

確かに理にかなった方法かも♪
今からでも将来に備えておこう!
その他、精神面に好影響をもたらす場合もあります。
「骨」=「カルシウム」
というイメージはありませんか?

カルシウムが骨を強くするというのは周知の事実ですよね。
一方で
カルシウム不足はイライラを募らせたり集中力の低下を招く
といった側面があるのもご存知でしょうか?

テレビで聞いた事があるかも・・・
成長段階の子供は自身の感情が上手くコントロールできない物です。
些細な事でもイライラしたり、怒りっぽくなったり・・・
集中力が長く続かなかったり・・・
これらはカルシウムを補う事で解消できる可能性があります!(^^)!
筋トレが直接的に関係する訳ではありませんが、栄養素の補給も筋トレの一部と考えれば無関係ではありません!(^^)!
「運動」+「栄養」
を意識して強い骨を作っていきたい所ですね♪
③運動能力の向上
最後の3つ目が「運動能力の向上」ですね。
これが一番イメージしやすいと思います😊
筋トレによって
ボールを遠くまで飛ばせるようになった
速い球が投げれるようになった
足が速くなった

などです。
例えが野球ですいません(笑)
【筋力が付いた事によって身体能力が上がった】
というシンプルな類いの話ですね。

一般的な筋トレのイメージはこんな感じだよね♪
成長ホルモンや骨は目には見えない物ですが、運動能力の向上については形として残る物です。
自分や周りから見ても一目で成長が分かるので、モチベーションのアップにも繋がりますよね🙌
ただし、いくら筋トレが効果的だからと言っても無理は禁物です。
オーバーワークによる怪我や成長障害などには十分に注意しましょう。

オーバーワークは子供の将来を潰してしまう可能性があるで。
保護者や指導者が正しい方向に導いてあげる事が大切や!
詳しい話は次項で説明していきます💡
怪我のリスク管理が重要
成長期における筋トレが体にとって良い影響を与える事は先程お話した通りです。
その反面「怪我や成長障害などのリスクを伴う」という点もまた事実です。
特に気を付けておきたい成長期の怪我や成長障害について幾つかご紹介したいと思います☝
①骨端軟骨損傷
子供に多い怪我の代表例が「骨端軟骨損傷」です。
子供の骨には【骨端軟骨】と呼ばれる特有の軟骨が存在しています。

“骨端線” とも言うで!
これは大人には無い特徴です。
イラストで見るとこんな感じです👇

骨の両端に存在しているのが確認できますね。

骨端軟骨にはどんな働きがあるの??
骨端軟骨の働きは一言で完結します。
骨を伸ばす!!
はい、これに尽きます。
骨を縦に伸ばす作用があり、身長を伸ばすには必要不可欠な軟骨なんです!

へー!知らなかった!!
身長を伸ばすのに軟骨が関係しているなんて思いもしなかったよ。。
この骨端軟骨を損傷してしまうと
- 骨が伸びにくくなる
- 変形した状態で骨が伸びてしまう
- 変形性関節症
などの成長障害に加え
- スポーツ禁止
- 運動制限
- 患部の使用制限
などの活動制限もかかってしまいます😨

成長障害だけでなく、子供の夢までも奪ってしまいかねんのや・・・
更に、この骨端軟骨は大人になると自然消滅してしまいます。。
大人になってからの矯正や治療も無理なんです💦
期間限定のナイーブな物なので、慎重な判断が必要ですね!
どう対処していいか分からない時は専門家や治療院を頼るのも選択肢の一つですよ♪
良ければ参考にして下さい👇
②疲労骨折
「疲労骨折」も成長期に多く見られます。
疲労骨折に陥ってしまう原因もまた、筋トレやオーバーワークである事が殆どです。

過度な外力や繰り返しの負荷に骨が耐えられない為に受傷してしまうんですね・・・
- 腰椎分離症(腰の疲労骨折)
- 下腿骨疲労骨折(脛骨・腓骨)
- 中足骨疲労骨折(足の甲)
- 肋骨疲労骨折
- 肘の疲労骨折
ざっと思いつく所でもこれだけありますm(__)m

上手くなりたいが故に、ついついハードなトレーニングをしてしまいがちだよね。。

骨折してしまうと今までの努力が水の泡になってしまうで。
自身の能力やキャパシティーをしっかり把握しておく事も重要なんや。
③スポーツ障害
疲労骨折と同様に多いのが「スポーツ障害」です。
- 離断性骨軟骨炎
- ジャンパー膝
- オスグット・シュラッター病
- 有痛性外脛骨
- シーバー病
などが有名です☝
原因は疲労骨折と殆どが同じですが、似ては非なる物です。

何が違うの?
疲労骨折との一番の違いは
軟部組織損傷や血行障害などを伴う
という部分になります。

骨よりも軟骨や靭帯などの軟部組織の方が修復が遅いと言われているんや。
また、スポーツ障害には「骨折」という診断名がついていません。
その為、痛くても無理をして練習を続けてしまうといった心理的な側面が働く危険性もあります。

「骨折」と言われるとストッパーがかかってしまうのが人間の本能ですからね😲

スポーツ障害の方が治癒に時間がかかる印象があるな。
ただ、素人目には疲労骨折なのかスポーツ障害なのかの判断はつきにくいものです・・・
痛みや違和感を感じたら無理はせずに専門家や治療院を頼る事をオススメします!
2回目になりますが大事な部分なので何度でも言います(笑)

成長期は何が起こるか分からん。
慎重な判断とリスク管理が重要や!
今回は【筋トレをすると身長が伸びにくくなる】の真相をを含め、子供の成長期について深掘りしてきました。
子供は身も心もまだまだ発達段階です。
自分自身の意思ではトレーニングの「負荷・量・休息時間」などを決めあぐねてしまう事も珍しくありません。
それらを自制させ、子供達の将来を守ってあげれるのはやはり
保護者や指導者
だと思います💡
周囲の大人達が正しい知識を持ち、それを子供達に伝える。
これが大事なのでは無いでしょうか!(^^)!
今日はここまで!
ではまた♪


