こんちわっす!
本日は【柔道整復師】についてお話していきたいと思います。
柔道整復師と聞いてピンと来る人はあまり多くないと思いますが、実は意外と身近な存在でもあります。
街中などにある整骨院をイメージして頂くと分かりやすいと思います!(^^)!
柔道整復師とは
“骨折・脱臼・捻挫・打撲などの怪我に対して治療を行う外傷専門の治療家“
の事を指します。
その他にも様々な仕事内容がありますのでご紹介していきます。

📝この記事を読んで分かる事
・柔道整復師とはどんな仕事か
・柔道整復師の将来性
・柔道整復師になる方法
柔道整復師の由来

「柔道」と言う名前が付いている通り、柔術で負った骨折や脱臼などの怪我を整復した事が起源とされています。
一昔前までは「接骨・ほねつぎ」などと言われる事が多かったですが、時代の流れとともに「整復」という形で表現される事が一般的になりました。
「柔道」+「整復」=「柔道整復師」となった訳です。
柔道整復師の仕事
以前までは柔道整復師というと
【整骨院での勤務・独立開業】
が圧倒的に多かったです。
ここ最近では様々なフィールドで活躍する柔道整復師が増えています。
各業種からのニーズが高まり、働き方も多様化しているという事ですね!
①整骨院・独立開業

柔道整復師には独立開業権があり、自身の整骨院や治療院を持てるというメリットがあります。
他の医療資格と比べても国から開業権を認められているのは
柔道整復師と医師
のみです!
整骨院で働いて臨床経験を積み、独立するといった形が一般的に多いですね。
独立に限らず、他業種に転職する場合でも、柔道整復師として働く人の大半が通る道ではないでしょうか。
②介護施設などの福祉業界

デイサービスや老人ホームなど、昨今は介護施設で活躍する柔道整復師も増えています。
介護施設に在籍する医療職の事を
「機能訓練指導員」
と呼び、利用者を相手に機能訓練(リハビリ)を行います。
柔道整復師の他、理学療法士・作業療法士・鍼灸師・看護師なども機能訓練指導員として働く事が出来ます。
超高齢化社会が進むと言われている中、将来性の高い業界とも言えますね♪
機能訓練指導員の詳細はこちらから👇

③整形外科や病院などの医療機関

整形外科や病院というと理学療法士や作業療法士が働いているという印象が強いかと思いますが、柔道整復師の就職先としても挙げられます。
外傷への応急処置・整復・固定などといった技術を活かせるといった点が、他資格者には無いメリットとなります。
④スポーツトレーナー

スポーツ現場では脱臼・捻挫・打撲等の怪我が多く、応急処置が出来る柔道整復師にとってより専門性が活かせる分野です。
最近ではトップアスリートと個人契約を交わし、遠征などに帯同する柔道整復師も増えています。
外傷処置・コンディショニング・怪我後のリハビリテーション・時には栄養指導など、総合的に選手をサポート出来る柔道整復師はニーズが高い傾向にあります。
⑤他業種で活躍

上記の職種にはつかず、専門知識を武器に違った分野で働く柔道整復師もいます。
・スポーツ用品店
・福祉用具販売店
・インソール専門店
解剖学的知識や身体評価などを元に、柔道整復師の視点からクライアントに助言やアドバイスを行う事が出来ます。
個人的にはこの分野が柔道整復師の可能性を一番伸ばしてくれるんじゃないかと思っています☺
直接的に治療を行う職種ではありませんが、専門的な知識が製品開発や営業スキルに活かされる可能性もありますからね。
柔道整復師の裾野を広げるきっかけになって欲しいと願っています!
柔道整復師の治療法
①外傷処置

骨折・脱臼・捻挫・打撲などの急性外傷に対して応急処置行います。
包帯やテーピングなどを用いて固定処置を施し、患部の内出血や腫れを最低限に抑える事で早期治癒を促します。
怪我の応急処置の基礎として
【RICE処置】
という原則があます。
- R est:休息
- I ce:冷却
- C ompression:圧迫
- E levation:挙上
それぞれの頭文字を取った総称です。
このRICE処置が
怪我の治癒過程を左右すると言っても過言ではありません。
初期治療としてとても重要な部分になります。
②後療法

固定除去後の固まった関節や筋肉をマッサージやストレッチなどの手技療法で緩和させていきます。
人間が本来持っている自然治癒力を最大限に活かす治療法です。
この技術は外傷処置と並んで
「柔道整復師の専売特許」
だと勝手に思っています!
- 疼痛の緩和
- 筋緊張の抑制
- 血流障害の改善
- 関節可動域の増大
様々な効果が期待できます。
正直、患者さんもこれを一番望んでいるんじゃないかとも思っています!(^^)!
一番治療効果を実感しやすい部分でもありますしね!
③物理療法

低周波治療器や超音波治療器などを用いて損傷部位の治癒促進を図っていきます。
温熱療法や冷却療法も併用する事で血流循環が改善し、損傷部位の修復に繋がります。
- 電療・・・低周波治療、干渉波治療、高周波治療、超音波治療、マイクロ波治療
- 温熱療法・・・ホットパック治療、極短波治療、赤外線治療
- 冷却療法・・・アイシング治療
物理療法には上記の様にさまざまな種類が存在します。
患部の症状に合わせてベストな治療法の組み合わせを模索していきます。
④運動療法

患部周辺の筋力低下に対し、筋力トレーニングなどで機能改善を図ります。
最近ではトレーニングスペースやスポーツジムを併設している整骨院も増えており、運動療法の重要性が高まっています。
- 筋の再強化
- 関節拘縮の予防
- 柔軟性の向上
- 神経伝達速度の改善
- 心肺機能の維持
上記の様な効果が期待できます。
健康や残存機能を維持する為にとても重要な部分になってきます。
老若男女問わず全ての人に必要な治療法とも言えますね!(^^)!
柔道整復師の資格を取るには
柔道整復師の資格を取るには養成学校に通い、国家試験に合格する事が条件となります。
養成学校には専門学校と大学の2種類があります。
自身のライフステージや卒業後の就職先などを見据えて自由に選択する事が出来ます。
専門学校(3年)
- 3年間で必要なカリキュラムを履修でき、卒業後に即戦力として現場で活躍できる
- 学費が安い(約400万~500万)
- 昼間部と夜間部の2部制の為、働きながら通う事が出来る
- 仕事と勉強を両立させる必要がある
- 大学と比べると一般教養などを学ぶ機会が少なく、就職の際に不利になるケースもある
大学(4年)
- 臨床実習や進路サポートなどが充実しており、卒業後の裾野が広がる
- 専門カリキュラムの他にも一般教養を学ぶ事が出来る
- 大学卒の学歴を得られる
- 学費が高い(約600~650万)
- 専門学校よりもカリキュラムが多い為、働ける時間が限られる
まとめ
- 柔術で負った怪我を整復した事が柔道整復師の起源と言われている
- 柔道整復師が活躍できるフィールドは年々増えており、働き方が多様化している
- 整骨院、独立開業、介護施設、医療機関、スポーツ現場、他業種など、就職先は多岐に渡る
- 柔道整復師の治療法とは、人間の本来持っている自然治癒力を最大限生かす手法である
- 柔道整復師の資格を取得するには専門学校または大学に通い、国家試験に合格する事が条件となる
柔道整復師の一番の特徴は「外傷処置」に特化している部分です。
就職先としては整骨院というイメージが強いですが、スポーツ現場や医療機関など、他分野からの需要は間違いなく高まっています。
資格取得には養成学校に通う必要がありますが、働きながら専門学校に通う人も多くいます。
ファーストキャリアとしてもセカンドキャリアとしても魅力的な職業だと思います!
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興味のある方は一度検討してみてはどうでしょうか!?
仕事の自由度は高い職業なので楽しいと思いますよ♪
ではまた👋