こんちわっす!
連日開催中の第97回選抜高校野球大会🥎
子供の頃から高校野球が大好きで、大人になった今でも欠かさず観戦しています。
そんな高校野球を見ていてふと思い出した事がありました。
「甲子園で活躍してプロ野球に入り、引退後に柔道整復師になった選手がおったな!」
と。
今回は
「柔道整復師とセカンドキャリア」
についてお話していこうと思います♪
かなりマニアックな話になりますが良かったらお付き合い下さい!

📝この記事を読んで分かる事
- どんな人が柔道整復師としてのセカンドキャリアを歩んでいるか
- 柔道整復師をセカンドキャリアとして選ぶメリット
- ファーストキャリアとの違い
プロ野球引退後に柔道整復師になった選手
① 萩原 誠さん
1人目は萩原誠さん。
大阪桐蔭高~阪神タイガース~近鉄バファローズ~日本IBM野洲
高校野球の名門・大阪桐蔭高校を経て、阪神タイガースにドラフト1位で入団。その後、近鉄バファローズに移籍。プロ野球引退後は日本IBM野洲にて選手兼コーチを務める。一線を退いた後に柔道整復師国家試験に合格。地元・大阪で整骨院を開業。
第63回選抜高校野球大会、第73回全国高等学校野球選手権大会に出場。
初出場で選抜大会ベスト8・選手権大会優勝。輝かしい成績を収められました。
大阪桐蔭というと現在は高校野球界の超名門校ですが、当時はまだ初出場だったんですね。
萩原さんは少し世代が違うので現役時代の活躍ぶりは正直あまり知らないのですが
野球に詳しい人なら
「あぁ~!あの人か!!」
と思い出した方もいるかと思います。
現在は柔道整復師として多方面で活躍されています。
② 馬原 孝浩さん
2人目は馬原 孝浩さん。
熊本市立高~九州共立大学~福岡ダイエーホークス(現ソフトバンクホークス)~オリックスバファローズ
熊本市立高校から九州共立大学を経て自由枠で福岡ダイエーホークスに入団。その後オリックスバファローズに移籍。現役引退後に柔道整復師国家試験に合格。現在は福岡県で整骨院を経営。甲子園出場経験は無し。
現役通算182セーブを誇る絶対的守護神。
2006・2009年WBC日本代表として世界一に貢献。
誰もが認めるスター選手だったので説明は不要ですよね!(^^)!
唸りを上げる剛速球と落差の大きいフォークを武器にバッタバッタ三振を奪ってましたね。
馬原選手が出てきたらジ・エンドでした!
野球界からの2例を紹介しましたが、その他のスポーツからも柔道整復師を目指す人は珍しくありません。
その理由を事項で考察していきます。
アスリートが柔道整復師になる理由
元アスリートが何故、柔道整復師を目指すのか?
個人的な見解を説明したいと思います。
①自身の経験を活かせる
②基礎知識が備わっている
③ネームバリューがある
この3点が大きいですかね。
柔道整復師として働く上で有利なポイントだと思います💡
では順に解説していきます!
① 自身の経験が活かせる
アスリートにとって怪我はつきものです。
自分自身が怪我を経験する事で、同じような状況に陥っている人に対してアドバイスなどが出来ます。
・復帰するまでの過程
・リハビリの内容
・メンタルケア
経験した事があるからこその説得力がありますよね☺
もし自分が怪我をして治療院に行き、診てくれた先生が過去に同じ怪我を経験していたら?
親近感が沸き
「この人なら大丈夫、自分の体を任せてみよう!」
と思いませんか?
これは治療側に回った時に大きなメリットになります。
また、この経験が
「学生時代や現役時代に怪我をしてお世話になったから、次は自分がサポートする側になりたい」
という柔道整復師を志す動機になっている事も事実です。
僕自身は今まで色んなスポーツを経験しましたが、これといった大きな怪我をした事がありません。
もちろん怪我をしない事に越した事はありませんが、柔道整復師としては一度くらい大きな怪我をしても良かったかなと思ったりもしています・・・
② 基礎知識が備わっている
アスリートは解剖学的な知識が豊富です。
トレーニングなどで自身の体と向き合う機会が多い為、骨・筋肉・関節などの基礎知識はもともと備わっている場合が多いです。
トレーナーなどの医療従事者とも日常的に関わる機会が多い事も理由です。
全くの無知の状態から勉強を始めるよりも有利な事に間違いはありません。
特に昨今のアスリートの方達は勉強熱心な人が多いので尚更です。
昭和の野球選手の様に、二日酔いで翌日の試合に出る人は居なくなりましたね(笑)
③ ネームバリューがある
これは当然ですが、アスリートは世間からの認知度が一般の方より遥かに高いです。
「引退後は柔道整復師を目指す」
と言っただけでもネットニュースやメディアなどに取り上げられる程です。
将来整骨院を開業したり事業を立ち上げるとなった場合、名前を宣伝するだけでも自然と集客が出来ちゃう訳です。
”世間への影響力・集客力”
これは最大の武器になり得ます。
どんなに優れた技術や能力を持っていもお客さんが来てくれないと始まらないですからね💦
集客力やマーケティング力が無くて廃業していった整骨院も数えきれない程ありますから。
脱サラから柔道整復師を目指す理由
アスリートだけで無く、一般の方でも柔道整復師をセカンドキャリアとして選ぶ人もいます。
僕自身はファーストキャリアとして柔道整復師を目指しましたが
専門学校時代のクラスの人達の中には脱サラをしてセカンドキャリアを送る人も多数居ました。
会社員・公務員・アパレル関係などなど。
前職の業界は人それぞれでした。
特に夜間部の方がこの傾向が強かったです。
※専門学校は昼間部・夜間部の二部制が多い
昼間部・夜間部の違いについてはまた後日解説しようと思ってます。
話を戻します。
クラスの人に
「何で柔道整復師になろうと思ったんですか?」
と尋ねると返って来た答えがこちらです👇
・もともと業界に興味があった
・開業して自身の店を持ちたい
・サラリーマンとしての人生に嫌気がさした
・自由に生きたい
だいたいこんな感じの返答が多かった印象です。
要約すると
”誰にも束縛されずに好きな仕事で生きていきたい”
という事なんだと思います。
柔道整復師の一番の強みと言えばやはり
【開業権】
ですよね!
開業権の詳細についてはこちらの記事で一部紹介しています👆
また、整骨院を開業した場合は定年が無い事も魅力の一つです。
体が元気であれば長く働く事も可能なので、中高年になってから転職する人も少なくないですね!
その他にも、独立志向が高い人や職人気質のある人にとっては天職なのかもしれませんね♪
柔道整復師をファーストキャリアに選んだ著名人
さて、ここまでは主にセカンドキャリアの話をしてきました。
ここからは柔道整復師をファーストキャリアに選んだ例をご紹介していきます!
① 武藤敬司さん
1人目は元プロレスラーの武藤敬司さん。
柔道整復師からプロレスラーに転向した経歴をお持ちです。
富士河口湖高~東北柔道専門学校(現・仙台接骨医療専門学校)~新日本プロレス
山梨県立富士河口湖高校では柔道部に所属。国体出場経験を持つ。高校卒業後は柔道整復師を目指し東北柔道専門学校に入学。専門学校でも柔道を続け、全日本強化指定選手にも選ばれる。柔道の傍ら勉学にも励み、柔道整復師国家試験に合格。専門学校の先輩が勤める接骨院に新日本プロレスの選手が通っていた事もあり、紹介される形で新日本プロレスに入門。約40年間の現役生活を送る。
武藤さんと言えば日本プロレス界のレジェンドの一人。
プロレスに関心の無い方でも知っている人は多いでしょう。
僕もその一人です。
まさか柔道整復師の資格を持っているとは!
かなり意外でしたね💡
柔道経験者というのはイメージからも頷けますね!
正直プロレスは全然詳しくないのですが・・・
参考までにどうぞ!
この動画で良いのかな?
詳しい方は是非教えて下さい(〃▽〃)
② いときんさん
2人目はET-KINGのいときんさん。
有馬高~大阪保健福祉専門学校~ET-KING
兵庫県立有馬高校を卒業後、大阪保健福祉専門学校に入学。卒業と同時に柔道整復師国家試験に合格。卒業後は接骨院に勤務していたが、専門学校時代の同級生と一念発起してET-KINGを結成。2006年にメジャーデビューを果たす。その後も音楽活動を続けていたが2017年に肺癌が発覚。2018年1月、癌性心膜炎により死去。
いときんさんについては以前に当ブログで想いを綴っています。
想い入れがある記事なので良かったらどうぞ👆
ファーストキャリアの場合、セカンドキャリアと比べると柔道整復師として働く期間が短い傾向にあります。
年齢が若い分、新しい可能性に挑戦したくなるのでしょうね。若気の至りってやつです。
一方で、セカンドキャリアの場合は働き出した時点である程度の年齢になっている事が多いです。
将来性を向据えて転職に踏み切っている分、長く働く事が出来るのでしょう。
家族や守る人も増えているでしょうしね✨
最後に
今回は柔道整復師とセカンドキャリアについての関係性についてお話しました。
セカンドキャリアのファーストチョイスが必ずしも柔道整復師とは限りませんが、選択肢の一つとしてはありなんじゃないかと思います!
目指すにあたって特別な学歴は要りませんし、年齢制限などもありません。
ハードルはそこまで高くないです。
やる気と熱意があれば何歳になってからでも目指せる職業です🔥
また、ファーストキャリアからの例も紹介しました。
順番がどうであれ
”長い人生の中に柔道整復師という存在がある”
”より良い人生にする為の通過点に過ぎない”
これが一番伝えたかった事です。
興味を持って頂けたら幸いです☺
ではまた♪